特許権・商標権で模倣品の輸入を防ぐ
税関の水際対策 輸入差止申立 輸入差止申立は、特許権、商標権、意匠権、実用新案権等を有する者が、税関に侵害品の輸入を差し止める手続です。権利者は、侵害品の写真など、侵害品を識別できるだけの資料と侵害している証拠を税関に提 […]
外国への特許出願前に準備すべきこと
出願前の検討 本当に外国出願が必要か? 日本で取得した特許は、日本国内でのみ有効です。外国で生産されて消費される製品については日本の特許権は及ばないため、外国で特許を取得する必要があります。ただし、外国で生産されて日本に […]
特許を侵害された場合の対処法
事前準備 特許の有効性 特許を侵害している可能性がある製品を見つけた場合には、自己の特許が有効に存在しているか、特許料がきちんと支払われているか、を確認します。特許庁の原簿を閲覧し、特許の詳細を確認します。インターネット […]
実用新案の発生と有効期限
実用新案の発生 設定登録日 実用新案権は、実用新案登録出願が登録された日に発生します。出願後に簡単な審査が行われた後、登録となります。新規性・進歩性などの実質的な審査は行われず、方式的な審査のみ行われます。 登録後、出願 […]
発明が特許にならない理由
技術内容に関する理由 新規性 特許を受けるためには、世に公開されていない発明でなければなりません。審査官が世の中すべての出来事を調査することはできないので、実務的には出願した日より前に公表された特許文献、学術論文、インタ […]
アイデアから特許を取得する方法
特許庁への出願 特許庁に出願手続を行うことにより、特許庁での審査を経て、特許を取得することができます。特許を取得するためには、3年以上の時間と70万円以上の費用がかかります。特許の存続期間は、出願から20年です。 特許は […]
特許出願における委任状とは?
委任状とは 委任状とは、「この人は、私たちの出願手続の代理人です」ということを証明する書面です。特許出願に必ず必要な書類というわけでははありません。特許事務所によっては、委任状が必要な手続をするときにもらう場合と、出願の […]
初心者のための欧州特許出願解説
欧州特許出願とは 欧州特許出願とは、欧州特許庁(EPO)が審査を行って登録された後、欧州各国に移行して国ごとに特許を取得する制度です。従って、1つの出願でヨーロッパ全土に有効な特許となるわけではありません。出願可能な言語 […]
特許を実施できる権利
専用実施権 発生と効果 特許権者に許諾を得て、特許庁の原簿に登録することにより発生します。つまり、特許になった後に許諾を受けます。専用実施権者は、独占的に発明を実施することができます。専用実施権が設定された範囲については […]
特許出願は自分ですべきか?特許事務所に依頼すべきか?
自分で特許出願した場合 技術内容を最も理解している 発明の内容を最も理解しているのは出願人です。発明のうち、どの部分を公にして(特許は出願から1年6カ月で公開されます)、どの部分をノウハウとして社内に留めるかの判断もでき […]
特許の公開時期と公開による影響
公開特許公報 時期 特許は、出願してから1年6カ月で公開されます。公開される内容は、出願した書面である、明細書・特許請求の範囲・図面・要約書です。もし、公開される段階で明細書等に補正がされている場合は、末尾に補正された内 […]
特許の発生と有効期限
特許の発生 設定登録日 特許権は、特許が設定登録された日に発生します。特許出願後に審査が行われ、特許にすべきと判断されると、特許査定となります。特許査定の日から30日以内に1~3年分の特許料を支払うと、特許原簿に登録され […]
特許の出願・申請・維持にかかる費用
特許の出願から登録まで 特許庁費用 特許事務所費用 合計 出願 ¥15,000 ¥250,000~ ¥265,000~ 審査請求 ¥122,000~(中小企業は¥40.600~) ¥10,000 ¥132,000~ 中間 […]
中小企業にとって特許は必要か?
ノウハウとして技術を秘匿 (平成26年 中小企業等知財支援施策検討分析事業報告書 帝国データバンク) 上のグラフは、特許出願を最小限に留める企業に対してその理由を聞いたものです。グラフからわかるように、中小企業では技術流 […]
初心者のための米国出願解説
出願方法 パリルート 日本に出願してから1年以内に、日本と同じ内容の特許を米国に出願することができます。パリ条約に基づく優先権と呼ばれ、日本の出願日と同じ日に米国に出願したとみなされます。 米国に出願する際は、日本に出願 […]
初心者のための特許制度解説
特許になるための要件 発明であって、産業上利用できること 発明とは、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」と定義されます。自然法則を利用していないものとは、プログラム言語、経済的な法則、人為的取決めのルー […]
初めての外国特許出願~費用と方法~
国際特許出願 制度の概要 国際特許出願は、1つの出願で約150カ国で特許を出願することができる制度です。ただし、国際特許を出願しただけで、すべての国で特許が有効になるわけではありません。 国際特許出願とは、「1つの出願で […]
早く特許を取りたい~短時間での権利化~
早期審査の活用 特許取得までの期間 早期審査を利用すると、最短2カ月で特許を取得することが可能です。また、特許庁から特許することができない旨の通知(拒絶理由通知)を受けた場合でも、適正に対応することで、6カ月程度で特許に […]